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陶器の扱い方

焼き物のあれこれ

土器、陶器、炻器は古くから日本で造られ、使われてきた焼物ですが、磁器は約400年前にようやく日本でも製造できるようになりました。
これは磁器が特殊な原料(磁土・陶石)で造られるため、技術と原料の両方が揃わないと出来なかったからです。 磁器は輝く白い色を持ち、強く、吸水性がないため汚れません。昔から世界中の憧れの器でした。 江戸時代前期、有田の伊万里港から出荷された磁器は遠いヨーロッパや西アジアの国々で愛され、いまでも各地の博物館などに飾られています。

一方、陶器(炻器もふくめて)は、熱を伝えにくい、軽いなどの特性から湯呑や抹茶碗などに好んで使われています。 また、昔から身近にあったものですから、どこか親しみを感じたり、手造りの温かみを感じる器として今でも愛用されています。

陶器の性質

弱い
吸水性がある
光を通さない
軽い
黒・茶色・赤茶色など
あまり薄くできない
手びねりしやすい
鈍い音
熱を伝えにくい
保温性がある
耐熱性の陶器もある
  • 衝撃に弱い
  • 急激な温度変化は苦手
  • 釉薬によっては酸に弱いものもある…など

陶器の取り扱い方

陶器はものによって違いますが、若干の吸水性があります。
器自体が水分を吸い込むので汚れも付きやすくなります。
それを防ぐため使う前に毎回きれいな水(湯)に浸けて、あらかじめ器に水分を含ませます。
使用後は直ちに洗い、よく乾かしてからしまってください。表面は水分が付いてなくても器にしみこんでいる事もあるので少なくとも半日は風通しの良い所で乾燥させます。
色の濃い食品(珈琲や醤油など)を長時間入れておくと着色する恐れがあるので避けたほうがいいです。
陶器は使えば使うほど、少しづつお茶などがしみこみ貫入が目立つようになります。
器の色が変わってくることもあります。
これらの変化は愛用された証であり、「器が育つ」と表現しています。
土鍋やグラタン皿、薬土瓶など耐熱性の器は陶器です。

貫入とは?
  • 陶器の表面に入る細かいひび割れのようなもの
  • 陶器がひび割れている訳ではない
初めて使うとき
熱めの湯に浸す(煮沸)
毎回使用前に
使ったらすぐ洗う
洗うとき
汚れた水につけっぱなしにしない
しまうとき
よく乾燥させてから風通しの良い所に置く

よくある質問

Q.以前買った物と同じ色の器が欲しいんですが?
Q.細かいヒビのようなものが入ったんですが、普通に使っても問題ないですか?
Q.亀裂みたいなのが入っているんですけど、これなんですか?
Q.表面に垂れたような跡があるのは、どうしてですか?
Q.黒い点々のようなものがありますが、汚れですか?
Q.器の表面に淡い紅色の斑点のようなものがあるんですが、シミですか?
Q.へこみがあるのはどうしてですか?
Q.ポットの持ち手に穴が空いているのですが・・・?
Q.表面にいくつか凹み箇所がありますが、どうしてですか?
Q.引きずったようなこの線は何ですか?
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岐阜県多治見市の陶器・美濃焼卸販売を行っております光陽陶器株式会社です。

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和食器を中心に土味を生かした温かみのある商品を扱っており、セミオーダーも承っております。
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